カフェイン中毒になったら危険だった…発症する摂取量と対処方法
紅茶や緑茶、コーヒーやエナジードリンク。様々な場面で摂取する機会の多いこれらの飲み物には、もれなくカフェインが入っています。
意識せずとも、少量のカフェインは日常生活で摂り入れているのですが、カフェイン中毒症状というものは起こらないのでしょうか?
利点が多いカフェインだが中毒になると・・・
カフェインを摂取することによって、脳が活性化されて目が覚めたり覚醒して集中力がアップするなどの効果が認められています。
医薬品としての制限は設けられていませんが、過剰摂取によって脳神経系に大きな作用が見られ中毒症状を引き起こすことが懸念されています。
仕事をしていて、息抜きがてらにコーヒーを毎日飲むという人も多いでしょう。
ビジネスパーソンにとって外すことのできない飲み物で、トータルでかなり飲んでいるという場合もあります。
一体どのぐらいカフェインを摂取すれば、中毒状態に陥るのか気になるところですよね。
カフェイン中毒になる目安の摂取量
その日の体調や体質によってカフェイン中毒を引き起こす量に差が出てきますが、あくまでも一般的な成人が1時間以内に 6.5 mg/kg以上のカフェインを摂取した場合には約半数が中毒症状を訴えます。
また3時間以内に17mg/kg以上のカフェインを摂取した場合には、ほぼ全ての人が中毒を引き起こすと言われています。
特に、3時間以内に17mg/kg以上を摂取した場合はほとんどが重症になるようです。
主な症状は、落ち着きが無くなり一時的な不眠症に陥ります。
また胃痛や胸焼け、吐き気や嘔吐などの消化器症状、心拍数の増加などが確認され、明らかな異変を自覚します。
カフェイン中毒になったら・・・?
カフェイン中毒に陥った場合、薬等で解決できる手段がありません。体内から一定以上のカフェインが抜けることによって次第に症状は落ち着きます。
稀に重篤な状態に陥る場合もありますが、この時も対症療法を用いて、時間と共に回復を待つという方法しかありません。
カフェインは利尿作用があるので、自らもすぐに体外へ輩出されるため死亡する可能性は極めて低いとされていますが、事実としてカフェイン中毒で死亡と診断された例はあります。
このように、カフェイン中毒は過剰摂取をすることによって誰にも起こる可能性があります。
しかし、中毒基準となる1時間以内に 6.5 mg/kg以上は中々超えることはありません。過度にならない程度で楽しむ分には、あまり問題はありませんよ。